三蔵法師ゆかりの寺 坂東観音第12番 慈恩寺
2014-05-25
もぐぱぱさんと電車で坂東観音巡礼に出発。
目指すはさいたま市岩槻。
横浜から電車を乗り継ぎ、はるばる東武豊春駅へ。
バス便がないので豊春から徒歩で慈恩寺(じおんじ)
(慈恩寺観音)へ向かいます。
急に蒸し暑い一日で、じんわり汗を滲ませての30分の歩きは
結構きつかったですが
田んぼや畑の見えるのんびりした田園地帯。
慈恩寺につきました。
元禄7年(1694年)の古地図には、慈恩寺は約13万5000坪の
境内を構えていた大寺院だったようです。
寺伝によれば、天長年間(824-34)、慈覚大師の草創で、
現在は天海僧正が寛永11年(1634年)に
比叡山から招来されたご本尊の千手観世音菩薩を祀り、
夫婦円満の観音さまということです。
こちらのご本尊は非公開ですが、お手綱がありました。
ほのぼのとしたお寺です。
(本物のお馬さんではありません。)
広いお寺をぐるりと一周して、立派な藤棚の下で休憩です。
ここにも大イチョウがありますね。
慈恩寺という寺名は、慈覚大師が唐で修学した長安の大慈恩寺の風景に
この地が似ているのでつけられたそうです。
昭和17年に南京の日本軍が、長く不明であった三蔵法師(玄奘)(げんじょう)の
霊骨を偶然発掘し、ゆかりのあるこの慈恩寺に分骨されました。
御朱印をいただきました。
坂東拾二番
武川岩槻
華林山慈恩寺
午歳結縁
納経所では、まんがチックなかわいらしい孫悟空のイラストの入った
お守りが売られていました(*^_^*)
さて、その玄奘三蔵法師の霊骨塔(十三重塔)は
お寺から500メートル離れた場所にあると。
暑さにぐったりしながら、もぐぱぱさんと相談しました。
駅まで戻るのにまた30分歩かなくてはなりませんし。
でも、せっかくここまでやってきたのだから
行ってみようということになりました。
どうも、お寺の前から、霊骨塔までの近道ができているようで
新しい案内版と新しい砂利道がありました。
そして田んぼのあぜ道を歩いて行くと
古墳のように盛り上がった土地が見えてきました。
着きました。
中国風のカラフルな門です。
三蔵法師霊骨塔
なかなか立派な十三重塔ですね。
三蔵法師像
玄奘西域紀行図
三蔵法師はものすごく長い距離を旅したのですね。
さて、我々はまたのどかな道を歩いて豊春の駅まで戻ります。
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