坂東三十三観音
第二十三番札所
正福寺
(佐白観音)
しょうふくじ
(さしろかんのん)
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つつじのお寺 坂東観音第23番 正福寺


2014-06-08

茨城県桜川市から茨城県笹間市へ。
二日間に渡る坂東三十三観音茨城遠征、今回の最後のお寺は
笠間にある正福寺(しょうふくじ)。

近くには笠間稲荷神社があります。
勝福寺とは元々深いご縁がありそうです。
ガイドブックには日本三大稲荷のひとつ、とあるんですが、
うーん、お稲荷さんといえば、伏見稲荷大社が
全国三万社の稲荷神社の総本社として絶対的存在であるので
三大と言うのはちょっと厳しいかな?^_^;
でも、肩書がつくほどの立派な稲荷神社であるのでしょう。

正福寺前の大きな市営駐車場(無料)に車を止めてお参りです。
お隣には大規模な笠間日動美術館があり、笠間は文化の町なのですね。

正福寺1


正福寺はかつて観世音寺と呼ばれていたそうですが
平成24年より佐白山(さしろさん)正福寺に改められました。
白雉2年(651)創立と伝わり、孝徳天皇の勅願寺であったそうです。
白馬、白鹿、白雉が守っていた霊木に千手観音を刻んだので
山号を佐白山(三白山)と称するのだそうです。

丸太で土止めした階段を上がって行くと、境内に出ました。

正福寺2


佐白山麓に4000坪を所有するそうですが、本堂は意外とこぢんまりと
しています。
昭和5年の復興だそうです。

小雨降る中、手を清めようと、手水舎に行ってみると・・・。

正福寺3


あら、びっくり!
手水舎の後ろの祠が突然光リ、
中から龍に乗る観音像(?)が現れました(@_@;)

正福寺4


手水舎にセンサーがついていたようです。

お参りです。

正福寺5


ご本尊の十一面千手観世音菩薩はご開帳されているのですが
カーテンが下ろされ、ぼんやりと拝見することができました。

御朱印をいただくためチャイムを鳴らして、寺務所に上がらせていただきました。
ご住職かどうかわからないのですが、女性のかたが御朱印を書いてくださいました。
渡してくださる時に、プリントした「延命十句観音経」を下さり、
一緒にお唱えください、と。
短いお経ではありますが、心をこめてお唱えしました。
御朱印所でこういう経験は初めてでした。
札所でお経を唱えていらっしゃるかたもたまにお見かけしますが、
自分でお経を上げることはなかったので
(というか、般若心経の最初と最後しか空で言えません)
実際にお経を唱えてみると、観音様の御心に少し触れられたようで
清々しい気分になれました。

ガイドブックには拝観料300円となっているのですが
申し出れば本堂内を拝観させていただけたのか、
時間も遅く、雨模様でカーテンが下りていましたから
拝観終了だったのか、よくわかならいのですが
ご本尊は外からの拝観となりました。
正福寺の十一面千手観音はとても優美なお姿だそうです。

御朱印です。

坂東二十三番
笠間 佐白山
観世音
午歳結縁

正福寺7


裏山がつつじ園になっていて、
ツツジの季節はもう終わっていますが、見に行きました。

正福寺6


斜面に植わっているのが全部ツツジのようです。
満開の時はさぞや美しいことでしょう。

今回の茨城巡礼、車で520キロ走りました。
坂東三十三観音巡礼、全行程はなんと1300キロあるそうです。
車も、整備された道もない時代には、あの難関札所日輪寺を含む札所巡り、
困難を極めたに違いありません。
観音さまを巡る旅に、ますます魅了されているもぐままですが
観音巡り、おもしろそう!って、ブログを通して伝わっていましたら
幸いでございます<(_ _*)>


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