仁王門を探検 坂東観音第16番 水澤寺(2)
2014-07-26
水澤寺 六角堂(開運六地蔵)
内部に珍しい回転する六地蔵尊を、二階には大日如来を
安置してあります。
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊を祀り、
六道輪廻の相を表しているそうです。
左に三回転させてお参りします。
地獄道の地蔵尊
なんか、バスガイドさんのような案内の旗を持っていらっしゃるし、
うっかり付いて行ったら危ない?(笑)
天人界の地蔵尊
わたくし、こちらのお地蔵様に従ってまいりますわ〜(*^_^*)
鎮守の飯縄大権現(いいづなだいごんげん)へ。
84段あるという急勾配の石段。
かなり怖い感じです。
よっこらせっと。
飯縄大権現
着きました。
この先は水沢山に登る登山道になっているようですが
ここで一息ついた後、引き返します。
下りの石段も怖かったです。
龍王弁財天
霊泉が湧いています。
『此の水は 当水澤観世音の霊泉にて
財を施し病を療し天寿を全うすることは
龍王弁財天の示す処也』
と書いてあります。
あ〜、冷たくて気持ちいい!
こちらのお水をお持ち帰りされるかたもあるようですね。
そして、なぜか巨大なカエルさんが。
昔、お寺に大きなカエルがたくさん棲んでいたそうですが
食糧難の折、そのカエルを食べて難を逃れたそうです。
お水を掛けて供養をしているそうです。
さて、我々は駐車場のほうから境内に入ってきたわけですが、
仁王門から続く石段がありました。
もう暑さでぐったりだったのですが、
仁王門を見ずに帰るわけにはいきません。
石段を下り、仁王門正面に向かいます。
仁王門
仁王門の脇には手水舎が。
冷たい天然の湧水で手を清めます。
ここに来て初めて水澤寺に本当にお参りに来た
気持ちになりました。
(暑さも限界。タオルをびたびたに濡らして首に巻きました。)
さて仁王門。
とてもカラフルです。
江戸時代、天明7年(1787)に竣工されました。
金剛力士像
金網が張ってあって見えにくいのが残念です。
以前の仁王様は釈迦堂に移され、
これは新しい仁王像だそうです。
仁王門には風神・雷神像もありました。
仁王門の天井画
狩野派の絵師、狩野探雲の手によるものだそうです。
仁王門の足元に、古い屋根の一部でしょうか。
三つ葉葵が入っていますが、水澤寺は
徳川家の祈願寺だったということです。
ここでもぐぱぱが楼門に階段があることを気にする。
「ここ、上がれるんじゃないの?」
「えー、だめでしょ。勝手に上がっちゃ。」
もぐまま、かなりグロッギー気味で見なかったことにしたかったのですが(笑)、
もぐぱぱは上がっていきます。
もぐぱぱ、降りてきません。
何か発見したんでしょうか。
仕方がないのでもぐままも上がっていきました。
狭い階段の壁に手を付いて体を支えないと危ないぐらい
急な階段です。
やや!これはかなり恐ろしい!
そして振り向けば・・・。
おおっ、これはっ!
ロールプレイングゲームで、塔に上がって隠し部屋を発見した気分です(*^_^*)
釈迦如来を中心に、普賢菩薩(左)、文殊菩薩(右)の釈迦三尊像です。
周囲を取り囲むは十六羅漢。
これはよいものを拝見させていただきました。
平成13年に建立されたという釈迦堂にも立ち寄りました。
数々の修復された仏像がこちらに安置され、また、
二十八部衆像、円空が彫ったとされる阿弥陀如来像、
坂東三十三観音霊場の写し仏など、
もぐまま的にはパラダイスなんですが、拝観終了時刻が迫っていたのと
疲労とで、残念ながら拝観もそこそこになってしまいました。
宿泊先の伊香保温泉に向かうことにしました。
もぐぱぱが言うには、水澤寺から伊香保温泉街まで約4キロ、
歩いてでも行ける距離、って、
もうそんな体力、残ってませんがな〜(´・ω・`)
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