先頭のページ 前へ 次へ 末尾のページ


地下の迷宮・大谷資料館と平和観音


2014-07-27

大谷寺を訪れた際にはぜひ来たかったのが大谷資料館です。
大谷寺から車ですぐ、徒歩でも10分ほどのところにあります。

途中、大谷景観公園を通ります。

大谷景観公園


そそり立つ壮観な岩壁を眺めつつ大谷資料館に到着。

駐車場に車を止めます。

大谷資料館2


なんですか?この真横に開けられた大穴は?

大谷資料館1


大谷資料館は、石の町「大谷」の地下採掘場跡を
一般公開しているところです。

さて、地下30メートルの世界はどうなっているのでしょうか?
坑内はかなり寒いようで、受付のところでブランケットの貸出がありました。
もぐまま、寒がりですので一枚お借りしました。

大谷資料館3


なんと、始まりは2000万年前にまで遡ります!
火山の噴火で大谷石ができたんですね。

階段をどんどん下っていきます。

大谷資料館4


涼しいです〜〜♪

おお、最初に見えてきた光景です。

大谷資料館5


採掘に使う機械らしきもの。
そして、切り出した石ですね。
この空間の広さは2万平方メートル(140m×150m)、
深さは平均30m、深いところは地下60mだそうです(@_@;)

大谷資料館23


まるで迷路です。

手掘りのツルハシの跡でしょうか。

大谷資料館6


機械化になる昭和34年頃までは手掘りだったそうです。

大谷資料館7


戦争中は、地下倉庫や軍事工場として、
戦後は、政府米の貯蔵庫として利用されていました。
坑内の平均気温は8℃前後だそうです。
35℃の灼熱地獄から突然冷蔵庫に入った気分ですよ。

見上げてみます。

大谷資料館8

大谷資料館9


この図を見ると・・・

大谷資料館11


外で見かけた、岩山の上の大きな切り込みは
下へ向かって掘り下げるための入り口だったのかもしれません。

幻想的です(*´-`)

大谷資料館12


何かいるぅ〜Σ(゚д゚;)

大谷資料館13


左手に見える縦の溝は、機械化初期の掘り跡のようです。

大谷資料館14



大谷資料館15


ここはステージのようになっています。

大谷資料館16



大谷資料館17


写真家の写真展が行われていました。

大谷資料館18


温度計が置いてありました。

大谷資料館19


12℃です!
ブルブルッ。もう冷えてきちゃってそろそろ外に出たいです。
(外はまた30℃越えですが・・・(苦笑)。)

江戸時代中期から機械化になる昭和34年頃までは
数本のツルハシ類と石を運ぶ背負子(しょいこ)ぐらいしかなく、
80キロ以上の石を一本一本背負って運び出したそうです。
現在は、モーターウインチで巻き上げているそうです。

大谷資料館20



大谷資料館22


地上に出てきました。
やっぱり暑いです(笑)。

この大谷資料館ではコンサートや映像、プロモーションビデオなどの
撮影も行われています。

今年は映画「るろうに剣心 京都大火編」の撮影があったとか。

大谷資料館21


昨年10月にはピアノデュオ、伊賀あゆみさん、山口雅敏さんの
プロモーションビデオが撮影されました。


巨大洞窟で弾いてみました!PV "4Hands EVOLUTION" Piano Duo 伊賀あゆみ&山口雅敏



Rosenblatt "Concertino on Russian themes" 4Hands Evolution A.Iga & M.Yamaguchi


いや〜、どうやってピアノを運び込んだんでしょうね。
しかもあんなに寒いところで長時間ピアノを演奏です〜。
実際はどんな音響なのか、ライブで聞いてみたいです(*´-`)

さて、もう一カ所、大谷寺からすぐのところに
高さ27メートルの「平和観音」というのがあったはずなんですが、
そんな大きな観音像、見逃すことはないと思ったのですが
気づかずじまい。
探しに戻りました。

大谷寺のすぐ前の道を入って行くだけでした。
公園が開けて、ありましたっ!

平和観音1


大きすぎる(笑)。

平和観音2


これで暑い暑い群馬県、栃木県を巡る巡礼の旅を終え
無事横浜に戻ることができました。
ご縁を結べた観音様に感謝です!





先頭のページ 前へ 次へ 末尾のページ

坂東三十三観音巡礼記に戻る


inserted by FC2 system