坂東三十三観音
第八番札所
星谷寺
(星の谷観音)
しょうこくじ
(ほしのやかんのん)
公式サイト





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座間「七不思議の寺」 坂東観音第8番 星谷寺


2014-08-24

やや日暮れが早くなったと感じる今日この頃、
朝夕は多少涼しさを感じる時もありますが、
お昼はやっぱり30度超えの猛暑です。

今日は大阪で豪雨の荒れ模様だったようですね。
今年はことさらゲリラ豪雨の多い年のように思います。
痛ましい事故のあった地域のみなさまには
心からの哀悼を表し、お見舞いを申し上げたいと思います。

さて、横浜では曇りがちではあるものの
そこそこ安定したお天気でした。
今日もまた祈りの巡礼、坂東三十三観音巡りへと出かけました。
本日は横浜からお近くの座間へおざま、じゃなくておじゃま。
小田急線座間駅近くにある星谷寺(しょうこくじ)、星の谷(ほしのや)観音を
訪れました。

星谷寺1


仁王門はなく、仁王像が立っていました。
左手は鐘楼。大木が見えますが、手前はおそらくマキの木で、
奥が巨大なイチョウです。
そして正面奥が本堂(観音堂)です。

天平年間(729-749)、行基がこの地を訪れた時、
「見不知森」(みしらぬもり)の中に法華経を説話している声を聞き、
それは古木の根洞にいらっしゃる観音像だったそうです。
行基は一宇を建立し、それが星谷寺の開創とのこと。
妙法山という山号の由来ともなっています。

鎌倉時代の兵乱で、伽藍の多くと観音堂を失い、
本堂が再建された後、歴代北条氏の保護を受けました。
また徳川家康により座間郷に寺領の寄進を受けました。

本堂(観音堂)

星谷寺2


ピンクのフヨウの花が咲いています。
立派な本堂です。
ろうそくとお線香を上げ、お参りです。

本堂外陣の天女の彫刻

星谷寺3


色鮮やかで美しいですね。

ご本尊は聖観世音菩薩です。
お厨子がありましたが扉は閉じられていました。
通常非公開のご本尊ですが、10月18日にご開帳の予定のようです。
通りのポスターに、ご開帳に際し稚児行列が行われる旨
掲示されていました。

星谷寺4


さて、この星谷寺には「七不思議」があるそうです。

星谷寺5


2番の「根下り紅葉の老木」は観音堂の中にありました。

星谷寺6


これに触れるとお乳の出が良くなるそうです。

好奇心全開のもぐまま、ここから七不思議探しです(*^_^*)
1番の、国の重要文化財「撞座一つの梵鐘」。

星谷寺7


嘉禄3年(1227)鋳造で、東日本最古の梵鐘。
普通は撞くところが2つあるのに、ひとつしかないという
珍しいものなんですね。
確かに反対には撞くところはありませんね。

5番、「咲きわけの散り椿」。

星谷寺8


弘法大師像の脇にありました。
「椿寺」として知られる京都の地蔵院から移植したもので
花は、純白、紅色に斑入模様、淡紅、濃紅、白色に紅の斑入りと
5通りに咲くそうです。
また、椿でありながら、花びらが一枚ずつ散るところから
「咲き分け散り椿」と呼ばれるそうです。
冬にまたぜひ見に来たいです。

4番の「星の井戸」。

星谷寺10


昼でも星が映るといわれています。

7番の「不断開花の桜」は裏のほうから一旦お寺を出て
墓地の中にありました。
季節外れにお花が咲くそうです。

七不思議の不思議の地図(笑)が、なかなかわかりにくくて
ようやくこれだけ探し出しましたが、
6番「楠の化石」はどうやら現在ではお寺の中で保管されているらしいです。
手に持って振ると、水の音がするそうです。
3番の「観音草」、これも、あると思しきところに発見することが
できませんでした。
中風に効く薬草のようですね。
まあ七不思議ですからね、見つからないものがあっても
仕方がないのかもしれません(*´-`)

御朱印をいただきました。

坂東八番
妙法山 星谷寺
聖観世音
午歳結縁

星谷寺11


御朱印所にお守りなども売られていたんですが
「八体仏塗り絵」というのを見つけてしまい、
とっても欲しくなってしまいました(煩悩)。

干支によって自分の護り本尊というのが決まっているのですよね。
その仏様が八体あり、それの塗り絵です(*´-`)

星谷寺12


はい、今、手元にございますよ(^−^)


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