廃仏毀釈から逃れた観音様 坂東観音第25番 大御堂
2014-09-21
表筑波スカイラインから筑波山神社入口方面へ。
巨大な観光大鳥居が見えてきます。
この鳥居をくぐると坂東観音第二十五番札所の大御堂(おおみどう)、
大御堂観音です。
大御堂の背後にそびえる男体山と女体山の二峰からなる筑波山、
昔はそれぞれ千手観音、十一面観音を本地仏とする大権現として
崇められていたそうです。
大御堂のすぐそばには筑波山神社があるのですが、
明治の神仏分離令が出るまでは、筑波山神社に
知足院中禅寺大御堂の本堂があり
千手観音に神を合祀させてありました。
寺伝によると、延暦元年(782)徳溢(とくいつ)法師によって開かれ、
弘仁年間(810-824)に弘法大師が真言密教の道場を開いた
ということです。
暗い本堂には、肉眼では認識しづらいほど真っ黒の
高さ3メートル余りの千手観音が安置されていました。
このご本尊の観音様は常時拝観できるそうです。
徳川家の祈願所として大寺となりましたが、
筑波山神社にあった大御堂の伽藍は、明治の廃仏毀釈で
すべて破却され、千手観音像だけは難を逃れ
仮堂に移されました。
昭和13年の山津波で埋没、しかしご本尊は土中から無傷で発見され
昭和36年に建立された現在の大御堂に安置されました。
民家を改修した建物なんだそうです。
祈願石
赤紫のハギの花が咲いていました。
石に手を触れて祈ると
苦しみを封じ込めてくれるそうですよ。
本堂の脇に咲いていてた白のシュウメイギク(秋明菊)が
きれいでした。
御朱印をいただきました。
坂東二十五番
筑波山 大御堂
大悲殿
午歳結縁
午歳の記念品として絵葉書もくださいました(*^_^*)
坂東三十三観音巡礼結願(けちがん)まで
あと7ヶ寺になりました。
坂東三十三観音 |
第二十五番札所 |
大御堂 |
おおみどう |
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