坂東三十三観音
第一番札所
杉本寺
(杉本観音)
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(すぎもとかんのん)
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洛陽三十三所観音 第1番札所 六角堂 頂法寺


2013-07-13

突然の雷雨の中、どうにかたどり着いたのが
洛陽三十三所観音巡礼、第一番札所の六角堂 頂法寺。

六角堂1


洛陽三十三所観音巡礼は、西国三十三所巡礼が広域で巡礼が困難だと、
それに代わるものとして、平安時代末期に後白河天皇が定めたのが
起源とされるそうです。

そうなんですよ、西国巡礼を調べたら、発願をしたい第一番からして
那智勝浦の青岸渡寺で、いきなり最難関。
ちょっと気持ちが折れました。
そしたら、京都にも観音巡りがあるのがわかり
大阪に帰省した折には、ぜひお参りを始めたいと思いました。

六角堂2


その第一番札所が紫雲山頂法寺です。
本堂が六角形の屋根になっており、「六角さん」として
親しまれているそうです。

傘もなく到着できたのはよかったのですが
またばらばら雨が降り出してきて・・・。

まずはお参り。
開基は聖徳太子(!)で、ご本尊は聖徳太子の持仏といわれる
如意輪観音菩薩です。

嵯峨天皇が境内で美女に出会い、妃に迎えたという伝説にちなみ
縁結びのご利益があるといわれています。
参拝者が引いたおみくじは、「地ずりの柳」に結びつけられます。
みごとな柳ですよね!

その柳のそばには六角形の礎石があり
この場所が、京都の中心にあたるとされてきたことから
「へそ石」とも呼ばれるそうです。

六角堂5


雨に濡れる柳や礎石は美しいのですが、雨、やみません・・・。
お寺の境内をいろいろ見て回りたかったのですが
先に納経所へ。

六角堂6

(茶所のテーブルにて)

洛陽三十三所観音専用の御朱印帳を求め、
同じ建物内にある売店で、きれいな鳳凰柄の御朱印袋も
見つけてしまい、買ってしまいました。
あとねー、お数珠を持ってくるのを忘れちゃって
ちょっと買うかどうしようか悩んだんですが、
ブレスレットタイプの(恐らく紫檀と赤いめのうでできた)
「六角堂」の文字と「ご本尊の種字(梵字)」入りのご祈祷済み
お数珠もいただきました。
これをつけていれば、いちいちバッグがらお数珠を取り出す必要が
なくなりますし(*^_^*)
いや〜ん、ますます巡礼にミーハーですわ(笑)。
よく見かけるみやげものに加え、かわいらしいお寺オリジナルの鳩グッズなどもあり、
(境内にたくさんの鳩がおり、鳩の餌も売られていて、鳩はお寺のシンボルのようです)
煩悩をコントロールするのが難しい納経所兼茶所売店です(*^_^*)

御朱印をいただきました。

六角堂8


解説付きの専用御朱印帳となっております。
いい字ですね!
それから、洛陽観音巡り用の納め札は販売されていないそうです。
六角堂は西国巡礼の十八番札所でもあり、白衣に菅笠、長い杖をついた
本格的な巡礼者も時々いらっしゃり、ちょっとびっくりしました。

雨の様子を伺いつつ、境内散策。

庭園の十六羅漢と邪気、合掌地蔵さま

六角堂3


六角堂4


聖徳太子をお祀りする太子堂と太子沐浴の池跡

六角堂10


この池のほとりに小野妹子を始祖とする住持の寺坊が
あったことから「池坊」と呼ばれ、
この池坊代々の執行により、いけばなが完成されたそうです。
六角堂はいけばな発祥の地なんですね。

雨はまだ上がりません。しかし、傘がない〜。
それで、隣接する池坊会館に行きました。

展望エレベーターというシースルーのエレベーターがあって
展望台はないのですが、中から六角堂を上から眺めることができます。

六角堂9


これが六角堂の六角の屋根。
展望エレベーター、ガイドブックにはないかもしれませんが
上から眺めるのもお勧めします(*^_^*)

この後もお寺巡りをしたかったので、池坊会館の1階にある
スターバックスでしばし雨宿り。

六角堂11


こんな素敵な眺めのスタバ、なかなかないですよね(*^_^*)
カフェラテとドーナツで、雨の京都もまたいいな〜、と。

結局、雨は上がらず。
池坊会館からすぐのところにバス停があり
お寺巡りはあきらめて戻ることにしました。

土曜、休日限定の100円循環バスというのがあるのですね。
知りませんでした。
(祇園祭期間中は交通規制のため運休あり。)
傘がなくても河原町まで出ることができ助かりました。

六角堂7


河原町の繁華街はもう祇園祭の盛り上がりで
とても賑わっていました。
雨でも楽しい京都の一日でした。


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