洛陽三十三所観音 第2番札所 新京極 誓願寺
2013-07-16
祇園祭の宵山の日、京都、新京極の商店街は
浴衣を着た女性も見かけられ、たくさんの人で
賑わっていました。
洛陽三十三所観音、第二番札所の誓願寺を探しながら
歩いてきたんですが、広場になっているところの前が誓願寺でした。
この広場、何回も来たことあるやん・・・。
立派なお寺があったなんて気づいていませんでした^^;
新京極 誓願寺
平安時代の歴史的女性作家ふたりが
この誓願寺で極楽往生しているということです。
清少納言はこのお寺で尼になり、本堂そばに庵室を結んで
その後、亡くなったそうです。
娘に先立たれ悲しみに暮れた和泉式部は尼になり
庵を結んで、ここで往生されました。
誓願寺の近くに「誠心院」があり
それがその庵なんだそうです。
普段鎌倉を回っていますが
ああ、ここは京都なんだなぁ、
って感じますね。
写真にあるように、誓願寺は芸道上達の
お寺として知られています。
扇塚
世阿弥の作と伝えられる謡曲『誓願寺』は
和泉式部と一遍上人が誓願寺の縁起を物語り、
和泉式部が歌舞の菩薩となって現れることから
舞踏家の間に和泉式部信仰が生まれ
扇塚に扇子を奉納するようになりました。
また、誓願寺の住職であった策伝上人は
後世に落語のタネ本となる『醒睡笑』(せいすいしょう)を著し
「落語の祖」と仰がれていることも
扇子とのご縁になっているようです。
策伝上人、さぞや楽しいお説教だったことでしょうね(*^_^*)
芸道上達のお願いごとが書かれた扇子
本堂です。
阿弥陀如来がご本尊です。
質素なお寺の外観からは想像できないような
光り輝く立派な仏像で、とってもびっくりしました。
右手には十一面観音様が安置されています。
御朱印をいただきました。
お寺の鐘楼。
猫ちゃんたちがまったり・・・(*^_^*)
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