京都 東福寺界隈 霊雲院の枯山水庭園
2013-11-23
東福寺界隈、ぶらぶら散策。
同聚院のすぐそばに、こんな案内が出ていました。
少し奥まったところに庭園があるようです。
群集の行列に少し疲れたので、静かなところに行ってみたいと思いました。
人の出入りはあまりなさそうです。
入って行くとお庭の案内が出ていました。
東福寺塔頭 霊雲院
私が歩いてきた道沿いだけで
どれだけの東福寺の塔頭(たっちゅう)があったことでしょう。
塔頭というのは、山号を持たず、院、庵、軒などの称号を持っている
禅宗寺院の子院のことです。
(東福寺の塔頭は全部で25寺院あるそうです。)
門をくぐり、瀟洒な小道の奥には、小さなお地蔵さまが並んでいます。
霊雲院は幕末に勤王僧月照忍向と西郷隆盛が密議を交した茶室があり
また、日露戦争中はロシア人捕虜の収容所にもなったという
ユニークな歴史を持つ寺院です。
さて、戦後、作庭家の重森三玲によって復元されたという
ふたつの枯山水のお庭が素晴らしい!
九山八海(くせんはっかい)の庭(霊の庭)
この遺愛石(いあいせき)と呼ばれる石を三須山に見立て
それを取り囲む白砂の砂紋と共に九山八海を表現して
仏教の世界観を見せてくれているそうです。
臥雲の庭
静かなお庭でしばし表の喧騒を忘れることができました。
繊細な色合いの紅葉が見送ってくれました。