洛陽三十三所観音 第22番札所 城興寺
2014-03-29
京都市営地下鉄1dayフリーチケットを買っていたので
次は地下鉄で「九条」駅へ移動。
徒歩ですぐのところにある、洛陽三十三所観音 第二十二番札所 城興寺(じょうこうじ)。
平安の昔、藤原道長が邸宅九条殿を構えた広大な土地を
三代後の藤原忠実が受け継ぎ、永久元年(1113年)に
鎮護国家の道場として寺院を建立しました。
それが城興寺の起源だそうです。
本堂
かつては立派な大寺院の栄華を誇っていましたが
天台座主最雲法親王(白河法皇の孫)へ、
さらに後白河天皇の子、以仁王へと引き継がれ、
治承3年(1179年)、平清盛がクーデターを起こし
知行権を没収、そのことが平家討伐「以仁王の令旨」に
つながったとの説があるそうです。
本堂のご本尊、千手観音菩薩は創建時のもので
慈覚大師円仁が、承和5年(838年)、遣唐使の一員として入唐した時、
無事の帰朝を念じて船中で彫り上げたと伝えられています。
現在は本当に質素で小さなお寺になってしまっていますが
背景にはすごい歴史があるんですね。
御朱印をいただきました。
洛陽三十三所観音 |
第二十二番札所 |
城興寺 |
じょうこうじ |
公式サイト |
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