坂東三十三観音
第一番札所
杉本寺
(杉本観音)
すぎもとでら
(すぎもとかんのん)
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方位を司る星神 京都 大将軍八神社


2015-01-16

京都一条妖怪ストリートを東から西へ歩くと
大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)はありました。

大将軍八神社1


大将軍なんて、ちょっと厳めしい名前ですね。
大将軍神とは、陰陽道にいう星神天大将軍で、
方位を司る神なんだそうです。
この神の方位を犯すと厳しいお咎めを受けるというので、
古来、非常に恐れられてきたそうです。
建築、移動、婚姻、旅行、交通など、あらゆる厄災から人々を守護する
方除け・厄除けの神として、現在も信仰されています。

本殿

大将軍八神社2


大将軍八神社は、延暦13年(794)平安遷都の際、桓武天皇の勅願によって
奈良春日山麓より大将軍神を平安京大内裏(御所)の北西角
(陰陽道の天門=北西、災いが出入りする方角)の地に勧請し、
「大将軍堂」を建て、方位の厄災を解除する社として創建され、
国家守護、国民の繁栄を祈念したのが始まりです。

うーむ、神社は何とも清々しくかっこいい!

大将軍八神社3


応仁の乱で荒廃、江戸時代初期になって大将軍社と改め、
江戸時代中期に大将軍神を始め、暦の神八将神とスサノオノ命、
その御子八神が習合、また、聖武・桓武両天皇をお祀りし、
大将軍八神宮となり、明治以降に現名称となったようです。


方徳殿(宝物庫)

大将軍八神社4


探訪!京都巡礼団で紹介されていた場所ですが、重文の八十体の大将軍神像群が
立体星曼荼羅を形作って安置されています。
その他、陰陽道安倍家にかかわる古天文暦道関係資料なども
展示されているそうです。
通常公開日は決まっており、5月1日〜5日、11月1日〜5日ということです。
機会があれば、ぜひともその圧倒的な迫力を感じてみたいものです。

御朱印をいただきました。

大将軍八神社5


また、1月から2月末まで、西大路七福社ご利益巡りというのが
開催されているようです。
(吉祥院天満宮・若一神社・西院春日神社・大将軍八神社・
熊野衣笠分社・平野神社・わら天神宮)

大将軍八神社6





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