洛陽三十三所観音 第21番札所 法性寺 (東福寺方面へ)
2013-11-23
天気予報でお日様マークひとつの勤労感謝の日、
大混雑を予想しつつも、紅葉の名所として有名な東福寺界隈を
観音巡りを兼ねて一日旅行しました。
京阪電車で出発。
たまたま、きかんしゃトーマスのラッピング列車が来ました。
特急は、数分の遅れが出るほど、京都方面に向かう乗客で混雑していました。
東福寺駅で下車すると、改札を出たところから
すでに群集の行列が始まっていました!
私は途中で行列から外れて
洛陽三十三所観音 第二十一番札所の法性寺(ほっしょうじ)へ。
と思ったら、通り過ぎていたみたいです。
見過ごしてしまうほど、こぢんまりとしたお寺でした。
洛陽三十三所観音 第二十一番札所 法性寺
扉が閉まっています。
いわゆる「ピンポン寺」です。
※ピンポン寺:もぐまま命名(笑)。ほぼご家族のみで守っていらっしゃる
小さなお寺。インターホンで開けていただきます。
御朱印巡りをしている場合、
御朱印を授与してくださるかたがお留守ですと御朱印がいただけません。
リスク度の高いお寺なので、御朱印巡礼者が緊張するお寺。
インターホンをピンポンすると、おばあさまが出ていらっしゃいました。
ご本尊の二十七面千手観音菩薩さまは奥に安置されているとのことで
玄関先でお参りくださいと、お座布団を出してくださいました。
現在ではこのように小さなお寺となっていますが
実は、延長2年(924年)に藤原貞信公忠平が創建した
藤原家の氏寺であるという由緒のあるお寺なのです。
忠平八代の末孫藤原忠通の頃には、百棟を数える堂塔伽藍が
建てられ、京洛二十一ヶ寺のひとつに数えられるほどの
名刹であったそうです。
以降、戦乱の火中となり、ほとんどが灰になってしまったそうな。
僅かに災いを免れた仏像が小堂に収容され、久しく安置されていました。
この法性寺のご本尊、観世音菩薩さまは、忠通公が難病にかかった際、
この観音さまにご祈祷された結果、数日で回復され、その後、
厄除観音菩薩として人々を導き
現在「国宝」に指定されているとのことです。
何事も見かけで判断してはいけないのです(*^_^*)
おばあさまから御朱印をいただきました。
ここから東福寺に向かう大行列に合流します。
洛陽三十三所観音 |
第二十一番札所 |
法性寺 |
ほっしょうじ |
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