頼朝の家臣田代信綱が開基 坂東観音第3番 安養院
2014-08-09
鎌倉三十三観音第三番札所であり、坂東三十三観音の第三番札所でもある
大町にある安養院(あんよういん)。
何度もお参りしているお寺ですが、今回は坂東の札所として訪れました。
正式名称は安養院田代寺(たしろじ)です。
お寺の成り立ちが複雑で、
北条政子が頼朝の菩提を弔うため建立した祇園山長楽寺と、
源頼朝の家臣田代信綱(たしろのぶつな)が、建久3年(1192)に尊乗上人を開山として
建立した観音堂の白花山田代寺(たしろじ)がひとつになり
安養院となったそうです。
この季節はやはり蓮ですね。
本堂内は撮影禁止なので、遠目から一枚。
いつもは本堂内は薄暗く、中がよく見えなかったように思うのですが
坂東のご開帳ということで、いつもより明るくされているような気がしました。
(気のせいかな?(汗))
金色に輝いて見えるのは、ご本尊の木造阿弥陀如来坐像で、
背後に像高175センチメートルの木造千手観音立像(田代観音)が安置されています。
本尊の両脇には、聖観音、不空羂索観音(ふくうけんじゃく)観音、
准胝(じゅんてい)観音、馬頭観音もお祀りされているようです。
(やっぱり何度もお参りして、よく見なくてはいけませんね(汗)。)
奥には凛々しい北条政子像も安置されているそうです。
(
深く歩く鎌倉史跡散策〈上〉を参照しました。)
ご開帳ということで、お手綱がありました。
今年5月12日にお参りした時の写真を見返してみると
すでにお手綱はあったんですね。
(その時は、今年が午歳で、観音様にとって特別な年だとは
気づいていませんでした(汗)。)
短い十句観音経を上げました。
いつものように裏に回ります。
私の好きな身代り地蔵さま。
「撫でたところがよくなる」ということだそうで、撫で仏さまだったんですね。
今回は撫でて参りました。
日限(ひぎり)地蔵さまと槇(まき)の巨木
浄土宗名越派の開祖尊観(そんかん)上人お手植えの樹齢700年の槇、
そして弘法大師御作と伝わる日限地蔵尊。
実際のところは鎌倉末期の作のようですが・・・(*´-`)
御朱印をいただきました。
坂東第三番札所
かまくら 田代寺
千手大悲殿
午歳結縁
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