横浜最古の寺 1000年前の観音様 坂東観音第14番 弘明寺
2014-08-17
横浜市民ならもちろん、神奈川にお住まいのかたなら
どなたでもご存じでしょう、弘明寺(ぐみょうじ)に行ってまいりました。
もぐまま、実は初めてだったんですよ〜。
車なら自宅から15分で到着。
頑張れば徒歩参拝も可能な唯一の坂東札所でございます(*^_^*)
ほぼ生活圏内ぐらいに近いのですが、こちら方面への用事がなかったのか
初めて訪れました。
京急弘明寺駅のほど近く、弘明寺商店街のアーケードに向き合うように
坂東観音第十四番札所の弘明寺(弘明寺観音)はあります。
この庶民的なアーケードのお向かいが・・・
弘明寺。
仁王門の先には急な石段が見えます。
金剛力士像の肉体美はいつ見てもええのぉ・・・。
13世紀後半、早期の運慶を尊守する鎌倉仏師によるもので、
神奈川県下に遺る最古の中世作だそうです。
仁王門をくぐると、右手に、お地蔵様と観音像。
左手に、馬頭観音の石碑。
そして、竹観音をお祀りしたお堂。
竹観音は高さ50センチの竹の一管造りです。
竹の観音さまというのも珍しいですが、
どことなく西洋風でマリア様みたいです。
石段の途中に・・・
身代地蔵菩薩(みがわりじぞうぼさつ)。
手を合わせ、御真言を7回お唱えして、お地蔵様に手ぬぐいを当て、
自分自身にも当てると、身体の病や心の悩みを癒してくださるそうです。
石段を登り切ると本堂(観音堂)です。
ご開帳のお手綱が出ています。
本堂は寛徳元年(1044)光慧上人により建立、開山され、
明和3年(1766)に再建されたものです。
床材などは建立時の手斧(ちょうな)削りのものだそうです。
寺伝によれば、天平9年(737)、行基菩薩が霊感を得て、十一面観音を刻んで
一宇を建立したのが開創といわれています。
本堂の撮影はここまでです。
御本尊は旧国宝、現国指定重要文化財の
平安時代中期作、像高1.8メートル、ハルニレの木の一木(いちぼく)造りの
十一面観世音菩薩です。
関東に多く残る鉈(なた)彫り(丸ノミの彫り痕を像表面に残した特殊な彫り口の作品)の
典型的な作例として有名なんだそうです。
御朱印をいただきました。
坂東第十四番
瑞応山 弘明寺
大悲殿
午歳結縁
七ツ石
養老5年(721)、インドの善無畏(ぜんむい)三蔵法師が渡来の際、
七つの盤石を埋めて結界を作ったと伝わる霊石です。
この他、弘法大師が回国の際、聖天(大聖歓喜天)を彫り安置したという
聖天堂(しょうてんどう)、
弘法大師を奉安した大師堂などがあります。
これで、坂東観音巡礼札所33ヶ寺中の22ヶ寺を訪れたことになります。
あと1/3です!
坂東三十三観音 |
第十四番札所 |
弘明寺 |
(弘明寺観音) |
ぐみょうじ |
(ぐみょうじかんのん) |
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